このページでは、そろそろ絵本のボリュームだけでは物足りなくなってきたお子様におすすめのシリーズを紹介いたします。
それまで絵本を読んでいた子にとってまだ文章だけでは完全に物語をイメージしきれないのに、いきなり児童書を読んでもチンプンカンプンですよね。
なので絵本の次のステップとしておすすめの本は…
見開きごとに、挿絵が入っているもの!
挿絵を頼りに長いストーリー展開に慣れていくことが、本嫌いにならないポイントかなと実感しています。
苦手になると克服が大変なので、スモールステップが大切です。
「小さなおばけ」シリーズ
↓シリーズ最初のお話は「スパゲッティがたべたいよう」
「小さなおばけ」シリーズは1979年にスタートして、2019年まで新刊が出ています。
超ロングセラーシリーズの人気の秘密は、登場キャラクターの愛らしさと夢いっぱいの不思議なストーリーです。
挿絵に描かれているおばけたちが表情豊かでなんともユーモラスなのです。
とくにおばけのコックであるアッチが主人公のお話は、不思議な料理が話のカギになります。
料理のお話は子ども達の食いつきがいいですよね。
うちの息子たちもアッチが活躍するお話がシリーズの中でもとくに大好きです。
最初の方のお話には、ところどころ言い回しが古めかしい部分があるので、読み聞かせしながらちょっと解説が必要な場面がありました。
さまざまな語彙に触れることができるシリーズだと思います。
「おばけやさん」シリーズ
少年たもつがおばけに手伝ってもらいながら、何でも屋さんとして困った人をお助けするストーリーです。
たもつは「おばけやさん」を経営(?)しているので、お客様からは料金をいただき、仕事を手伝ってくれるおばけには報酬を与えるのが妙にリアルです。
遠く離れて仕事をしている両親に代わる保護者のポンポーソ(大きなウサギ)とたもつのやりとりにほっこりします。
両親とは離れていても「おばけやさん」を頑張るたもつがいじらしくて可愛いです。
1冊が前半と後半で別のお話になっているので、読み聞かせの時間が短い日は切り上げやすいです。
途中でマンガがはさまったりしていて、うちの息子たちは集中力が途切れることなく楽しんでいました。
作者の方がお亡くなりになっているので全7巻で完結ですが、ご存命であればもっともっと続いてたシリーズだと思います…
本当に残念です。
もりはおもしろランドシリーズ
森の動物達がいろいろなお店をやっている中で起きるお話シリーズです。
いろいろなお店や職業が出てくるので、子どもの知識につながります。
なぞなぞや謎解きのようなミステリー要素が物語にちりばめられていて、どんどん先を進めたくなります。
うちの息子たちは「分かった!○○だ!」と前のめりだったので、話を集中して聞く練習になったのではないかなと思います。
最後に謎が解決するとスッキリします。
動物達の挿絵も可愛いですし、キャラクターがそれぞれ個性的です。
長男は「フクロウさんは、ネズミのお嬢さんを食べないの?」と捕食関係を気にしていましたが…
「きっと仲良しの森なんだよ」などと言って、うやむやにしておいた思い出があります。
かいけつゾロリシリーズ
言わずと知れた大・大・大人気シリーズ(とくに男子に)!
多くの小学生男子がゾロリシリーズをたしなんで成長するのではないでしょうか。
男の子の心をつかむ一方、母の眉をひそめさせる下品さが人気の秘密です。
結構な頻度で登場キャラクターたちがオナラをしています。
オナラで危機を脱出し、オナラで問題を解決し、オナラで地球を救います。
うちの息子たちには大うけです…
ゾロリシリーズは1987年からスタートして68作続いていますが、話のバリエーションが幅広いので、大人の私が読んでも読んでも飽きないからすごいです。
子ども向けのシリーズって、話を重ねるごとに展開が似たような感じになってパターン化しちゃいますが、ゾロリにはそれがない!
さらに臨場感たっぷりの挿絵が話を盛り上げていて、長い1冊ですが最初から最後まで子どもが食いつきます。
読書の楽しみが分からないという男の子にも間違いなくおすすめシリーズです。
シリーズのどこから読んでも新鮮ですが、2冊で前編と後編になっているものもあるのでご注意ください。
その時その時の世相を反映した時事ネタも織り込まれているのもまた、母は懐かしくて楽しいです。
絵本から児童書へステップアップにおすすめまとめ
絵本から児童書への橋渡しとして大切なのが
見開きごとに挿絵が入っている本で、長いストーリーに付いていく練習をすること!
男の子は物語が苦手、とよく言われますがスモールステップで徐々に慣れてくることで、うちの息子たちは長い物語の読み聞かせが大好きになりました。
ロングセラーのシリーズは愛され続ける理由があるなと思うので、おすすめです!
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